福井県小学校長会は、昭和24年10月に小学校教育振興のために創設されてから、今年度(令和7年)で77年目を迎える。創立当時の学校数は、250校を数えたが、現在の学校数は、183校で組織されている。
福井県小学校長会は、福井県下の小学校長を会員として組織し、県下小学校長相互の連携と小学校教育の充実発展を図ることを目的に各種活動および事業を行っている。
福井県小学校長会は、昭和24年の結成以来、先輩の校長先生方が脈々とつないできたバトンをうけつなぎながら、本県の小学校教育の充実・発展のため、真摯に教育研究と実践を積み重ねるとともに教育諸条件の整備・充実に努め、多大な成果をあげてきました。
現代社会は、急速なデジタル化(Society5.0)やグローバル化が進展する一方、人口減少・少子高齢化や家庭・社会における人間関係の希薄化、貧困問題、さらには、激甚化する自然災害や紛争による価値観の揺らぎといった課題に直面し、変化の激しい不確実性の時代といわれています。このような中、小学校教育には、正解のない課題に立ち向かい、自立した人間として多様な人々と協働しながら価値の創造に挑み、未来を切り拓いていく力の育成が求められています。また、本県においても、令和6年度に教育に関する大綱が示され、目指すべき人間像として「個性を発揮し、自らが思い描く人生を切り拓くために挑戦し続ける人」「多様な人々の存在を認め、協働して新たな価値を生み出す人」「ふるさとや自然を愛し、いつどこにいても社会や地域に貢献する人」の3つが掲げられ、子どもが主役である「夢と希望」「ふくい愛」を育む教育を実践するための学校経営を推し進めていかなければなりません。
このように学校に求められていることや課題は多くありますが、小学校でどのような力を育てるのか、「核となる力」は何なのか、そのためにおさえておきたい不易の部分を明確にし、時代に対応できる学校経営につなげていくことが大切です。さらに、教育も地方分権の時代といわれています。これらの課題に取り組みながら本県独自の教育を創り上げていく校長会であり続けるためにも、県内校長180名全員で力を合わせて活動に取り組んでいきたいと思います。また、東海・北陸地区及び全国連合小学校長会並びに関係諸機関と連携しての活動もこれまでと同様に進めてまいります。
会員をはじめ、関係の皆様には、本年度も福井県小学校長会の活動に対しまして何とぞご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
福井県小学校長会 会長 松宮 龍栄