福井県小学校長会の概要

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福井県小学校長会とは

福井県小学校長会は、昭和24年10月に小学校教育振興のために創設されてから、今年度(令和6年)で76年目を迎える。創立当時の学校数は、250校を数えたが、現在の学校数は、183校で組織されている。
福井県小学校長会は、福井県下の小学校長を会員として組織し、県下小学校長相互の連携と小学校教育の充実発展を図ることを目的に各種活動および事業を行っている。

福井県小学校長会会長あいさつ

会長写真

 元日の地震では、本県も大きな揺れに見舞われました。県内北部で被害が発生しましたが、幸いにして学校教育への支障が生じることはありませんでした。しかし、甚大な被害を受けた石川県能登地方では、今なお影響が続いていると聞いております。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、当たり前の日常に感謝しつつ、一日も早く被災地の生活と教育が取り戻されることをお祈り申し上げます。
 福井県小学校長会は、県内に甚大な被害をもたらした福井地震の翌年、昭和24年10月3日に結成総会を開催し設立され、昨年度、全国連合小学校長会とともに、75周年を迎えました。この75年間、先輩方は県下小学校長相互の連携を図り、時代に即した小学校教育を実現するために、教育研究と実践に真摯に取り組み、大きな成果を上げてきました。今年度は、設立100年に向けての新たな四半世紀の始まりの年でもあります。
 さて、北陸新幹線の敦賀延伸による祝賀ムードの中で、令和6年度が始まりました。県内各地の賑わいや県外との交流の進展など、新しい福井県への期待が膨らんでいます。その一方で、現在の子どもたちを取り巻く社会は目まぐるしく変化し、先行き不透明で将来の予測が困難な時代だと言われています。誰一人として取り残されないウェルビーイングの社会の実現のために、多様な人々と協働し持続可能な社会の形成者として主体的に生きていく人材の育成が求められています。
 本県においては、第3期福井県教育振興基本計画の基本理念である「一人一人の個性が輝く、ふくいの未来を担う人づくり」を目指して取り組んでいるところですが、GIGAスクール構想の推進、いじめ・不登校への対応、働き方改革の実現、自然災害への対策など、小学校においても課題は山積しています。私たち校長は、「自ら未来を拓き ともに生きる豊かな社会を創る」子どもたちの育成を目指して、自らの使命を自覚し、志高く学び続け、活力ある学校づくり、信頼に応える学校づくりに努めなければなりません。そのために、これまで同様に、東海・北陸地区及び全国連合小学校長会並びに関係諸機関と連携して活動を進めてまいります。
 会員をはじめ、関係の皆様には、本年度も福井県小学校長会の活動に対しまして何とぞご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

福井県小学校長会 会長 氣谷 達郎